伝統の銘菓を伝え続ける「藤い屋 宮島本店」
宮島桟橋から嚴島神社に向かう表参道に「藤い屋 宮島本店」があります。表参道に面した「藤い屋 宮島本店」海岸通り沿いが「藤い屋 宮島本店菓寮」となっています。
表参道に面した「藤い屋 宮島本店」の外観

海岸通り沿いの「藤い屋 宮島本店菓寮」の外観


藤い屋の「い」は「いろはのい」の物事の始まりを意味しており、常にまっさらな気持ちでお菓子作りに向き合う姿勢を表しているそうです。
「藤い屋宮島本店」では、もみじ饅頭の製造風景を見る事ができます。また、焼きたてのもみじ饅頭がいただけるカフェスペースもあるので宮島散策や厳島神社参拝の休憩にぴったりです。
「藤い屋 宮島本店」で干菓子の手作り体験に挑戦!

「藤い屋 宮島本店」では、平日のみとなりますが干菓子の手作り体験ができます。所要時間の目安は40分ほどで、体験料金は1500円(税込)です。干菓子作り体験をするには一週間前までの電話予約が必要です。


綺麗で明るい店内に入り、説明を受けます。和風モダンな作業スペースに気分が上がります♪
・道具 木の枠型、ハケ、コテ、たたき棒を使用します。
・材料 和三盆(わさんぼん)は、徳島県や香川県など四国で生産される高級な砂糖です。今回は徳島県産の和三盆を使用しています。水分がないと固まらない特性を持つので、微量の水分を含ませているそうです。
縁起の良い8つのデザインの由来をご紹介します。
木の枠型のデザインは全部で8種あり、とても可愛らしいものばかりで1度の体験で作る事ができるデザインは3種類なので悩みました。
・瑞雲のデザイン
厳島の頂に霊峰弥山があり、多くの人に崇められています。霊峰弥山から吉祥として湧き出る瑞雲を形取っているそうです。
・神馬のデザイン
その昔、神社に生きた「馬」を奉納する習わしがあり、神社の入り口脇には馬小屋があります。
・鹿のデザイン
宮島のシンボル「鹿」は人が移り住むよりも遥か前から宮島に住んでいたと言われています。
・狛犬のデザイン
厳島神社の裏口の「お尻を上げた狛犬」のポーズは尻上がりで縁起が大変良いと言われています。
・もみじ饅頭のデザイン
伊藤博文が宮島に立ち寄った際に、茶屋にいた少女の可愛い手を見て、「もみじのように可愛い手を食べてしまいたい」とジョークを言ったことがヒントになったと言われているのが「もみじ饅頭」です。
・しゃもじのデザイン
しゃもじは「厳島・弁財天」が手に持つ「琵琶」に似せて作られたと言われています。しゃもじは縁起物なので、勝負運や商運に良いとされています。
・カラスのデザイン
カラスは宮島において「神の遣い」と言われています。宮島に神社を建てようとしていたところにカラスが現れ、厳島神社まで導いてくれたという伝説が語り継がれています。
・大鳥居のデザイン
宮島のシンボルとなっており、海の中に建っています。
干菓子作り体験手順
①木の型枠の空洞部分に和三盆をスプーンで掬って入れ、親指で強めに押し込みます。強く押し込んだほうが綺麗に仕上がります。

②木の枠型の上の面に盛り上がった和三盆を平コテやハケで綺麗に取り除きます。
③木の枠型の上下部を上からしっかり押さえます。木のたたき棒で側面をたたき、木の枠型から和三盆のみを落とします。


④木の枠型の上部を外し、下部をお盆の上にひっくり返すと木の枠型の和三盆がコロンと出てきます。


体験の終わりに、お抹茶を一服立てていただきました♪


体験の最後に出来立ての和三盆と抹茶をいただきます。もみじ饅頭のデザイン干菓子のコロンと丸いフォルムが好きです。筆者の手際が悪いため、こちらの干菓子作り体験は50分ほどかかりました。抹茶の深いリラクゼーション効果と和三盆の素朴な甘さが口の中に広がり、達成感すら感じました。
「藤い屋 宮島本店」の和三盆を用いた干菓子作りは、海外旅行より刺激的な体験になりました。こんなスポットが宮島にあったとは、目から鱗が落ちる思いでした。この内容で1500円(税込)はとても価値があり、和菓子や抹茶に興味がある方は心に残る体験ができる事間違いなしなので、是非体験してみてください。
おまけ 作った干菓子は可愛くラッピングして持ち帰れます♪


見事に何の形かわからないほど粉砕している左側の干菓子はしゃもじ型(難易度★★★★★)です。細い部分があるデザインほど、難易度が高いそうです。
情報は変更になる場合があります。おでかけの際はお店の公式サイトなどで最新の情報をご確認のうえ、おでかけください。


