宮島の歴史に触れ合える由緒正しき資料館「宮島歴史民族資料館」

宮島桟橋下船徒歩20分、厳島神社から水族館方面に進んだやや手前の場所にある「宮島歴史民俗資料館」は、池のある庭園を中心に6つの建物で構成されています。
どなたでも宮島の歴史を知ることができる高尚な資料館となっています。
保存民家(旧江上家主屋)
1800年代前半の建築物です。また、国の登録有形文化財となっています。
江上家は江戸時代後期〜明治にかけて醤油の醸造を営み豪商と言われ、明治末期に宮島の旅館岩惣が買い取り「岩惣別荘」になりました。
昭和46年(1971年)宮島町が資料館開設のため譲り受けた際、一部補修改築をしています。座敷には江上家の人々が使用していたというべっ甲の櫛など貴重な品々が展示されています。
展示館A
石畳のある土蔵を保存し、そのまま展示館としています。桶、壺、釜や滑車などの民具、約200点が展示されています。
展示館B
宮島の様々なまつり行事を写真パネルと関係した用具、模型など約70点で紹介しています。御座船と漕船の模型などに加え、もみじ饅頭の焼き型まで展示されています。
展示館C
土蔵を利用した展示館です。宮島の生産といえば木工関係があります。飯杓子をはじめロクロによる盆や木匙、菓子器、宮島彫などいずれも江戸時代後期に盛んだったものですが、それぞれの製作工程、工具や問屋の看板など資料約160点が展示されています。
展示館D
1階が「厳島神社と平清盛」フロアになっており、平清盛像は見応えありです。映像資料や様々な年表などで6つに分けて展示しています。大河ドラマで使用された小道具なども目を見張るものが多くあります。2階は宮島ゆかりの諸家の書画、古写真、古文書など江戸時代以降の歴史資料や考古資料約300点が展示されています。宮島の歴史を知るうえで役立つことでしょう。
代表民家
宮島の古民家は、間口が狭くて奥行きが深くなっている作りです。大戸から入ると「通り庭」→ミセ(表の間)→オウエ(中の間)→ザシキ(奥の間)と続いています。オウエには天井がなく、戸棚の上に神棚がまつられているのが神の島宮島の特徴となっています。
撮影可能な古民家の様子

館内は撮影禁止なのですが、隣の古民家は撮影可でした。タイムスリップしたかのような空間になっています。このレイアウトが映画のセットのような良い雰囲気を出しています。
「宮島歴史民俗資料館」を訪れてみて
江上家は宮島の古民家では珍しく広い間取りで、2階に続く階段は階段箪笥だったのが新鮮でした。
資料館では、厳島合戦の毛利軍の様子が再現された模型が印象に残りました。この戦は「日本三大夜戦」「三大奇襲」とも呼ばれるそうです。夜間に奇襲しないと勝てない理由がよくわかる模型で感心しました。
他は、宮島の祭りの写真、厳島神社や大鳥居など古い写真が展示されており、宮島の伝統を引き続き後世に残す努力を感じました。
宮島観光に訪れた際は、宮島の歴史に触れられる「宮島歴史民俗資料館」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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