宮島に行くと決まって困るのが「お土産、何を買って帰るか」です。もみじ饅頭ひとつとっても店の数だけ味があり、しゃもじや広島レモンの加工品まで含めると、参道を1回歩いただけでは迷ってしまいます。この記事では、宮島で買えるお土産を「定番」「日持ちするもの」「その場で作れるもの」に分けて、品名・買える場所・日持ちのめやすを一覧表にしました。値段はお店や時期によって変わるので、この記事には書きません。それぞれの店の詳しい紹介は個別ページへリンクしています。
定番の一覧表
| 品名 | 買える場所 | 日持ちのめやす |
|---|---|---|
| もみじ饅頭(こしあん・粒あん・チーズ・チョコ 等) | 参道の各もみじ饅頭店、フェリー乗り場売店、宮島口の土産店 | 常温。店ごとに違うので箱の表示を見る |
| 揚げもみじ | 紅葉堂弐番屋ほか、参道の一部の店(その場で揚げる) | その日のうち。持ち帰り土産には向かない |
| 生もみじ | 参道の複数店、フェリー乗り場売店 | もみじ饅頭より短め。早めに渡すものとして考える |
| 宮島杓子(しゃもじ) | 参道の民芸品店・杓子専門店、宮島手づくり工房 | 木工品なので日持ちは気にしなくてよい |
| 焼き栗・もみじバターサンド | 風籟堂 宮島表参道店 | 商品ごとに違う。店頭で確認 |
| 広島レモンの菓子 | 参道の菓子店、宮島口の土産売店 | 焼き菓子は比較的長め。表示を確認 |
| 牡蠣のオイル漬け・佃煮 | 宮島口の海産物店、参道の一部 | 未開封なら長め。遠方へ送る相手向き |
| 広島の地酒 | 参道・宮島口の酒販店 | 種類によって大きく違う。店に聞く |
日持ちは「めやす」です。同じもみじ饅頭でも、手焼きの店と工場生産の店では日数が変わります。渡す日が決まっているなら、買うときに必ず商品の表示を見てください。ここから先は、それぞれのお土産について「どんな人に向くか」「どこで買うのが確実か」を紹介します。
もみじ饅頭 — 1店で揃えないのがコツ
宮島に来て何か1つだけ買うなら、多くの人が選ぶのがもみじ饅頭です。店ごとに餡の甘さ、皮の厚み、焼き加減が違うので、家族や友人に配るなら1店にまとめず、2〜3店を組み合わせるのがおすすめです。島内と宮島口の店を一通り見るならもみじ饅頭完全ガイドにまとめてあります。餡はこしあん・粒あんに加えて、チーズ・チョコ・抹茶などが定番です。
性格の違う4軒を挙げておきます。
- ミヤトヨ本店:宮島で唯一の「手焼き」を続ける老舗。昭和59年に生まれたチーズ入りもみじ饅頭が看板で、バラ売りと箱入りの両方があります。タイミングが合えば焼きたてが買えます
- 坂本菓子舗:1955年創業、表参道から一本入った路地の家族経営。小豆の皮むきからの自家製さらしあんで、人気は塩バターもみじ。1個から買えるので、配る前に自分で食べ比べられます
- 藤い屋 宮島本店:店頭で製造の様子が見られ、併設の菓寮で焼きたてを食べられます。買う前に味を確かめたい方に
- やまだ屋おおのファクトリー:こちらは島ではなく廿日市市大野(本土側)。1932年創業のやまだ屋の工場併設店で、約30種類を一度に選べ、受賞銘菓の桐葉菓もここに揃います。駐車場があるので、車で帰る日のまとめ買いに向きます
揚げもみじ — 買って帰るものではなく、その場で食べるもの
もみじ饅頭を串に刺して揚げた揚げもみじは、宮島の食べ歩きの定番です。あんこ・クリームの定番に加え、チーズや瀬戸内レモンもあります。ただしこれは揚げたてが本体の食べ物なので、土産として持ち帰るものとは考えないほうが失敗しません。表参道商店街の中央にある紅葉堂弐番屋が定番で、いちばんサクサクなのは開店直後です。
宮島杓子(しゃもじ)— 縁起物として、写真入りにもできる
「敵を召し取る」の語呂合わせから、宮島のしゃもじは古くから縁起物として親しまれてきました。台所で普段使いする小ぶりのものから、飾り用の大きなものまであり、参道の民芸品店・杓子専門店で手に入ります。
もう一段変わったものが欲しいなら、表参道入口近くの宮島手づくり工房があります。その日に撮った写真をその場でプリントして、しゃもじやキーホルダーに仕上げられる「写絵(うつしえ)」が看板で、もみじ・鹿・鳥居の焼印体験もできます。桟橋から徒歩約5分、短時間で終わるので、帰りのフェリーまでの時間に組み込めます。買ってきた土産ではなく「その日の宮島そのもの」を持ち帰りたい方に向きます。
焼き栗・もみじバターサンド — 甘いものを変化させたいとき
もみじ饅頭以外の甘いものを探すなら、宮島桟橋から徒歩約5分の風籟堂(ふうらいどう)宮島表参道店があります。契約農家の無農薬栗を使った焼き栗「くり香」は皮むき済みで食べやすく、見た目で喜ばれるのはもみじバターサンド。安納焼き芋や、焼き芋ソフトクリームも扱っています。店頭のぐるぐる回る栗釜が目印です。
広島レモンの加工品 — 配りやすさで選ぶなら
広島県はレモンの生産量が国内最大で、宮島でも広島レモンを使ったケーキ・パウンド・キャンディ・ハチミツ漬けなどが手に入ります。もみじ饅頭ほど主張がなく、幅広い年齢層に配りやすいので、職場用のばらまき土産として選ばれることも多いお土産です。参道の菓子店と宮島口の売店で見つかります。
牡蠣・海産物 — 遠方の相手に送るなら
宮島の名物のひとつが牡蠣で、加工品は年間を通じて手に入ります。牡蠣のオイル漬けや佃煮は未開封での日持ちが長いので、すぐには渡せない相手のお土産に向きます。生の焼き牡蠣は参道の食べ歩きで楽しむものと割り切ってください。 腰を据えて昼を食べる店は 宮島ランチまとめ にまとめています。小魚のみりん干しなども宮島口の海産物店に並びます。
広島の地酒
広島の日本酒(賀茂鶴・賀茂泉・雨後の月など)は、参道と宮島口の酒販店で入手できます。酒類は保管条件や賞味の目安がお菓子より繊細で、瓶は重く割れます。買う量と持ち帰り方(手荷物か配送か)を先に決めてから店に入ると失敗しません。
厳島神社の授与品 — お土産とは別枠で
「厳島神社 おみやげ」と検索する人が探しているのは、多くの場合、通常の物販ではなく厳島神社で受けられるお守り・御朱印です。参拝の記念として持ち帰れるものは、お守り、御朱印帳、絵馬などが定番です。お守りは初穂料を納めていただく形で、通常のお土産のように「値切る」「まとめ買いする」ものではありません。ご家族の分をまとめて受けたい場合は、参拝の際に授与所で相談してください。
作ってから持ち帰る — 体験そのものを土産にする
買うだけでなく、自分で作ったものを持ち帰る選択肢もあります。時間はかかりますが、子ども連れの旅ではこれが一日の中心になることもあります。
- やまだ屋 宮島本店:もみじ饅頭の手づくり体験。9時〜18時・年中無休で、2階では焼きたても食べられます
- 藤い屋 宮島本店:本店限定の干菓子作り体験。小一時間で、旅程に和菓子の学びを足せます
- 宮島手づくり工房:写真入りのしゃもじ・キーホルダー。短時間で終わるので予定に組み込みやすいです
買う場所のめやす
- 表参道商店街:もみじ饅頭・杓子・地酒・レモン菓子など、宮島のお土産のほとんどはここで揃います。試食を出す店も多いです
- 宮島口(本土側)の売店:フェリーに乗る前・降りた後に立ち寄れます。まとめ買い向き
- フェリー乗り場売店:帰りの時間に合わせた最後の買い物に。定番品が中心です
- 広島駅の土産売り場:宮島で買いそびれた場合の受け皿。宮島限定のものは揃いません
まとめ:宮島お土産の選び方
- 1店で全部揃えない。もみじ饅頭は店ごとの味の違いが楽しさの本体です
- 渡す日で分ける。すぐ渡すもの=もみじ饅頭・生もみじ、後日渡すもの=レモンの焼き菓子・牡蠣のオイル漬け
- その場でしか成立しないものを混ぜない。揚げもみじは土産ではなく、島で食べるものです
- 相手の年齢層で選ぶ。年配の方には定番のもみじ饅頭、若い層には焼き栗やレモンの菓子、子どもには写真入りしゃもじが向きます
宮島は参道を1本歩けば、ほとんどのお土産が揃う便利な場所です。 桟橋から参道を通って神社まで歩く道順は 宮島桟橋から厳島神社への歩き方 にまとめています。当日、時間が足りずに焦らないよう、渡す相手を先に思い浮かべてから買い始めるのが、いちばん失敗しないコツです。